当日早朝の新得は晴天だったが、出発する頃(8時半)には大分雲が多くなっていた。ルートは38号線を北に向かえば南富良野で花人街道(237号線)に合流する。少し先には十勝連峰の山々が横たわり、重連の蒸気機関車が雪原を進む雄姿で有名だった狩勝峠が控えている。山に近づくにつれ雲は厚く低くなり霧に変じていった。ヘッドライトを点灯して慎重に進む。残念ながら峠越えは濃霧の中、標識が辛うじて読める程度である。幸い霧は平地に下ると晴れていた。
次に訪れたのは四季彩の丘。此処への移動も複雑に走る農道の中だ。確かに「言葉では説明できない」に納得だ。広い花畑が傾斜地に広がるのが売りの有料庭園。遥かに望む緑の丘と色とりどりの花々のコントラストが美しい(写真下二葉)。海外からの観光客も多いようで、中国語や韓国語が飛び交っている。広い園内を、トラクターが牽引する客車に載り見学するツアーも人気があるようだ。ただ、8日見学したファーム富田に比べると景観は優れているが、何か落ち着かない。商売臭が強すぎるのだ。入り口辺りの密集を如何に避けるかがこういう施設の雰囲気を分ける鍵と感じた(ファーム富田も商業施設はあるが、いくつかに別れ、入場無料のため、出入り口とも重ならない)。
パノラマロードは他にも見所が多々あるのだが、スケジュールの関係で端折らざるを得なかった。時間があれば、どこかに車を止めて、ゆっくり歩いて廻るのが正解なのだろう。(次回予定;パッチワークの丘)
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