公園は広く、園内にドーム状のジオラマ館(独ソ戦の激戦場を、ドーム・ホール周辺に設けられた八つの円形小ホール内の大型立体模型で展示・解説、最後はベルリン陥落である)、高い記念モニュメント、屋外展示場などが配置されている。軍事博物館との違いは、第二次世界大戦の兵器に限られていること、他国の兵器も一部含まれていることなどである。また、軍事博物館が市街地とは言え余り人通りの無い街区にあるのに比べ、四辺が大通りで車や人の往来が盛ん、壮大なジオラマ館には子供の団体などもおり、賑わいは格段にこちらの方が高かった。
屋外展示場の入り口で最初に目にするのは、色丹島で鹵獲された日本の軽戦車(右上)、ハ-5や電撃戦で主力となった併合されたチェコのシュコダ工場で生産された38t戦車(左上)、自走砲(右)などが置かれている。ハ-5はともかく、38t号戦車もT-34には太刀打ちできずドイツ軍は苦戦する。それに対抗できたタイガー戦車は残念ながらここにはなかった。
軍用機の展示場には、だるまに翼をつけたような太っちょのポリカルポフ-16(左;赤いスピンナー)や強力な対地攻撃機、イリューシュンIL-16などが置かれている。
大陸軍国らしい巨大な列車砲(右)やそれを牽引する蒸気機関車には圧倒される。
陸上戦闘場面を模したトーチカや塹壕も配置され、そこには救護所などもあって、往時の一端を体験できるのも面白い。
写真にある少女は従業員の娘、リヤーナ(左)。10月に父親とヴォルガ流域のサマーラに出張した時「娘は海を見たことがない」というので、人からもらった沖縄石垣島の貝殻珊(砂粒に近い)をプレゼントしたところ、お礼としてここを案内してくれた。英語の勉強をしているといっていた彼女ももうハイティーン、どうしているだろうか?
(写真は10月と12月の分が混在)
(写真はクリックすると拡大します)
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