-80yrs Memorial Run to The Northernmost-
2.仙台へ:いきなり直面したトラブル
7月10日(水)天候は予報通り曇りだが雲は薄い。仙台は☀マークも出ていたから順調な走行になりそうだ。自宅出発は7時45分。仙台へ至るルートは東北道と常磐道がある。サービスエリア(SA)が少ない難点はあるものの、今回は原発事故地帯の様子も知りたく常磐道で行くことに決めていた。自宅から常磐道への道筋は;湾岸幸浦IC→湾岸道→葛西JCT→中央環状→小菅JCT→常磐道。最短路は横羽線で都心を抜ける道だが湾岸の方が走りやすいので、東北道までならいつもこのルートを利用している。朝の通勤時間帯でもあり、ところどころでチョッとした渋滞に遭ったが、順調に常磐道に乗り入れた。あとは仙台港付近まで自動車道で達することが出来るので、気分的にゆとりが出てくる。長距離ドライブはこれが極めて重要だ。加えて他の都心から発する自動車道に比べ、早々に大型トラックの密度が減じてくるもの助かる。最初の休息点は自宅から約100km、1時間半の守谷SAに決めてあり、順調な走行を続けて9時20分到着。ほぼ予定通りだ。そこで、“恐れいた”トラブルが起こった。
12年間大きなトラブルもなく乗り続けてきたクルマだが最近は車検や1年点検などで部品劣化などを指摘され、昨年はウォータポンプを交換し今年3月にはシフトコントロールの電子装置も更新した。そして、連休前からときどきクルマを停めシフトレバーの位置をパーキング(P)に入れ、エンジンを停止し、キーを抜こうとすると警報を発し、抜けなくなる現象が生じていた。しかし1,2回シフトレバーを動かすと正常に戻るので「次の点検時期(10月)にでも」と思い、そのままにしていた。そうはいっても北海道の果てで異常事態になっては困るので、出発2日前サービス工場に持ち込んでエンジニアとこの問題を話し合った(持ち込んだその場で再現したが、例によってレバーをガチャガチャやると解消した)。正規の点検や部品交換となると時間(何日か先になる)がかかるので、それは避けるとしても、非常時にキーを開放する術がないかどうか問うことが訪問の目的だったが、そのような手法は無いとのこと。結局今までのやり方でしのぐことにしたのだ。しかし、守谷SAではこの“だましだまし”が全く効かず、しばらく時間をおいても状況は変わらない。エンジン起動・停止は問題ないがドアーロックが出来ない。こんなことも有ろうかとスペアキーを用意してきたが、室内マニュアルロック機構が無いので、ロックするのは運転席側のみ。今夜はフェリーだからクルマの盗難は先ずないが、これから先が心配になってきた。気持ちにゆとりがなくなると、ドライブの楽しみは激減する。それでもSAやPAで停車するごとにキーの周辺にチョッキなどを置いてキーがそのままになっている状態を隠しながら走り続けた(その後の経緯は適宜報告)。
今まで何度か常磐道を通っているが、いずれも磐城JCTで磐越道に乗り換えていた。今回初めて知ったが片側2車線はここまで。これから先は片側1車線の対面交通、緊張感が高まる。いよいよ原発事故に依る帰還困難地域に近づいて行くと双方向ともクルマも少なくなりPAでトイレは使えるものの無人。放射能レベルを告げる表示板が不気味な雰囲気だ。南相馬鹿島SAで休むことも考えていたが、キーロック問題もあり、そのまま仙台東部道路につなぎ、1時半頃春日PA昼食を摂った。依然キーは外れない。フェリーのチェックイン時間には充分余裕があるので、松島観光で時間を調整すべく瑞巌寺を目指す。
(写真はクリックすると拡大します):上;常磐道、下;瑞巌寺入口門
(次回;仙台へ-2;松島観光からフェリー港へ)
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