富良野でどこへ泊まるか?市中のビジネスホテルは避けたい。リゾートホテルだが団体の来ないところにしたい。出来ればお花畑を見渡せるような。当日・翌日のスケジュールから、メインの花人街道からあまり離れたところでないほうがいい。食事付にしたい。それも評価の高いものを。などなどの条件で探し当てたのが“フラノ寶亭留(ホテル)”である。客室わずかに25室、前庭はラベンダー畑、ディナーはフランス料理とある。Webでの口コミ評判も良い。それだけに人気があるようで、7月で空いているのは7日に一室だけであった。全てのスケジュールはこの日を基点に決められることになる。
このフラノ寶亭留は、第一寶亭留チェーンと言う道央中心に展開されている地元資本のホテルグループに属するのだが、もともとは札幌郊外定山渓の旅館から発しており、チェーンと言っても定山渓・富良野のほか支笏湖とニセコの四ヶ所だけで、いずれもこじんまりした経営に徹しているようである。事前の情報収集で一度電話したときの感じは、ちょっと垢抜けないが丁寧なものだった(特にルートとよそ者のスーピド違反に対する注意)。高級ホテルにありがちな、慇懃無礼な冷たさが全くなかった。
レストランは建屋南側半分の上階部分、宿泊客は全室ツインでフルに居たとしても50人、遅めの食事も可能だから、6人のグループが目立つくらいで落ち着いている。すだれの様な間仕切りで区切られた一角に席が設けられていた。ウェイターは皆若いが、よく訓練されている。メニュー(写真下)は予約段階で決まっていたフレンチだが、詳細は直前に知らされた。完璧なフルコースである。食材は基本的に全て地元産。メインをステーキにしたので赤ワイン(グラス)で始める。料理の質・量(多すぎないことが必要条件)、供されるタイミングも良い。「ステーキはレアーがお勧めです」と言う。初めて試してみたが、その通りだった。

空調を止めて10時過ぎ就寝。さすがにその後はバタン・キューだった。
翌朝はどんよりした天気。十勝の山々の上を足早に黒い雲が通り過ぎていく。朝食前にラベンダー畑を散策していると、ポツリポツリと落ちてきた。朝食を摂るころになると、雨は激しさを増していく。快適な一夜を過ごしたが、出発はチョッと残念な気分になってしまった。長丁場の行程が気がかりだ。
P.S.:滅多に無いことだが、このホテルに着替えの下着類を風呂敷包みにまとめたものを、抽斗の中に忘れてきてしまった。気がついたのは網走のホテルへチェックイン後である。直ぐに電話をすると、既に回収されていると言う。こちらは自宅へ回送を頼んだが、「道内と本州では料金が大幅に違います。これからの宿泊先を教えていただければ、そこへお届けしますと」と言ってくれた。結局最後の宿泊地、新得でこれを回収することが出来た。こじんまりしたホテルの良さと言えよう。
(次回予定;ファーム富田)
(写真はクリックすると拡大します)
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