2015年5月12日火曜日

上州・信州山岳ドライブ-2


2.圏央道を経て榛名湖へ
我が家(横浜市金沢区)から自動車道を利用して草津を目指すには、二つのルートが考えられる。いずれも関越道に出るのは同じだが、一つはそのまま渋川伊香保ICまで行き、そこから吾妻線に沿う国道353号線を西に向かう道。オプションとして県道28号線や33号線を使って榛名湖経由の行程もある。もう一つは藤岡JCTから上信越道に入り碓氷軽井沢ICで下りて国道146号線を北上する案である。軽井沢周辺は何度か走っているので、今回は渋川伊香保まわりのルートを採ることにする。
では関越道にはどう出るか?今までの常道は横々から横浜BPを経て第3京浜を一旦都心に向かい、環状8号を谷原まで行きそこから練馬ICに取りつくのだ。しかしこれは何か逆方向に行く感が強いし、環8の混雑にイライラさせられることが多い。今回はここに一工夫できる余地がある。未経験の圏央道が藤沢から利用できるようになったからである。この場合、距離的には横々→横浜BP→藤沢BP→新湘南BPとつないで圏央道へ入るのが最短路だが、戸塚から藤沢までしばらく一般道を進むのがどうも気に入らない。チョッと遠回りになるが、横々→保土ヶ谷BP→東名横浜町田ICから東名を下り海老名JCTで圏央道に入ることする。難点は海老名JCTの渋滞だが、口コミを調べると、朝の北行きには問題ないことが分かる。
このルートをナビタイムで調べると自宅から渋川伊香保ICまではおよそ190km3時間弱の行程である。いつもの長距離ドライブに比べれば距離も時間も半分から三分の一、楽勝である。出発は朝8時、こんな遅い旅立ちは北海道ドライブでフェリーに乗るため大洗に向かった時以来である。晴天の空の下一か所も滞ることなく海老名JCTに至る。このJCTが時間帯によって渋滞するのは、合流までの車線が一車線で並走助走路が短いからであるが、この日の朝は全く問題なし。あとは空いた2車線を淡々と相模川に沿って快適に走る。今のところ自動速度取締機もなさそうだ。ただ関東平野の西辺、丹沢や奥多摩の丘陵地帯に新しく作られたのでトンネルが多い。その点では景観を楽しむ道路ではない。難なく関越道との結合点、鶴ヶ島JCTに至り、高坂SAで小休止。ここまで自宅から丁度1時間半、思ったより早い。これは北関東へ向かうには使い勝手の良い道だ。
次の休憩点は渋川伊香保ICの手前に在る駒寄PA。ここで休んだのは、予定より早い展開に、このままオリジナル案で進むと、八ッ場で昼食、チェックイン時刻である3時頃草津到着が相当早まってしまうので、時間調整の榛名湖観光を挟むルート設定をやり直すためである。11時頃ICを出てしばらく渋川市内の平坦路を行き、伊香保温泉へ向かう県道33号線に入る。道は温泉街に向かい少しずつ上りになっていく。空は青く、木々は新緑には早いが遅咲きの桜が時々現れ、目を和ませてくれる。温泉街を過ぎるといよいよ登りカーブの連続、ハンドルさばきとアクセル・ブレーキ操作に集中する山岳ドライブのステージだ。実はこの道は運転免許証(19613月取得)を取った後、友人の家のクルマ(ドイツフォード製タウヌス)で連休日帰りドライブに来たところだが、あの時の恐る恐るの運転(運転技術も道もクルマもはるかに劣る)が嘘のように緩急をつけてグイグイ登っていけるのがうれしい。途中雪をかぶる谷川岳方面を見晴らす展望台で一休み。湖畔の広い駐車場に着いたのは11時半だった。

(写真はクリックすると拡大します


(次回;3.八ッ場ダム建設地)

0 件のコメント: