2.どこへ?(Quo Vadis?)
2007年来13年にわたり宗谷岬から指宿まで、沖縄を除く全都道府県をクルマで旅した。旅行社が送ってくる国内旅行案内に掲載されるプログラムはほとんど訪れているし、特殊な条件(乗物、催し物など)を除けば魅力を感じない。それでも旅に出たい。どこへ行くか?
昨秋初めて国内ツアーに参加した。訪問地は三陸海岸、2020年のクルマ旅はここにしようと考えていたところ、硬膜下血腫発症とコロナ禍で運転免許証を返納した結果である。三陸への関心ははっきりしていた。東日本大震災からの復興状況、三陸鉄道乗車それにリアス海岸観光である。ツアーの内容には多々不満もあったが、これらの目的は一応叶えられた。
次はどこへ?ツアーを一旦おいて、個人旅行を検討したのが青函トンネルを通る旅である。ただ通過するだけでは暗闇だけ。青森から津軽線で三厩(みんまや)に出て、そこからバスかタクシーで龍飛岬に至り、青函トンネル記念館を見て、北海道新幹線本州最北端駅奥津軽いまべつ駅から乗車して木古内駅経由で函館へ向かう案である。しかし、この案は津軽線が数年前の台風で全通しておらず、タクシーは予約制、龍飛岬までのバスも町営で制約の多いことなどあり、あきらめざるを得なかった。
一転して考え出したのがクルマ旅では対象にならなかった島旅である。大きな島で出かけたことがあるのは、佐渡島(中学生)、淡路島(和歌山工場勤務時)、伊豆大島(川崎工場勤務時)、それにしまなみ海道を走った際立ち寄った大三島(今治市)だけ。しかし、一つの島を訪ねるだけなら個人旅行も可能だが島内移動にクルマは不可欠、免許証の無い私にレンタカー利用は不可、路線バス利用かタクシーをチャーターするしか選択肢がないが、いずれも時間やコストに問題がある。ツアーで適当なものはないか。利尻・礼文、佐渡島、隠岐、直島、対馬・壱岐それに五島列島が案内誌に載っていた。三陸旅行のように特別な選択基準は無かったが、島なら海、海なら南、それに3泊(ツアーの多くは2泊)で五島列島に決し、一人参加可で最も早い催行日を選びスケジュールも固まった。
五島列島ツアー旅程
○日程;
6月5日(水);集合(13:30) 羽田空港(14:20発)ANA257→福岡空港(16:10着)→福岡空港(17:00発)ANA4697→五島福江空港(17:45着)
五島コンカナ王国(ホテル、鬼岳温泉)泊;0959-72-1348
6月6日(木);福江島内観光;ホテル→鬼岳展望所→鎧瀬(あぶんせ)溶岩海岸→井持浦教会→大瀬﨑断崖展望台→昼食→高浜ビーチ→水ノ浦教会→堂崎天主堂→ホテル
五島コンカナ王国泊;0959-72-1348
6月7日(金);福江港(9:20発)→ジェットフォイル→奈良尾港(9:50着)→中通島観光;奈良尾神社→矢堅目公園→矢堅目の駅(製塩工場)→青砂ヶ浦天主堂→昼食→祈りの龍馬像→頭が島天主堂・キリシタン墓地→民宿えび屋(若松島)
民宿えび屋泊;0959-46-3120
6月8日(土);中通島・若松島観光;若松大橋→桐教会→中ノ浦教会→昼食→海童神社→五島うどんの里→有川港(14:20発)→高速船→長崎港(16:03着)→長崎空港(19:35発)ANA670→羽田空港(21:15着) 解散
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