パノラマロードは花人街道(237号線)の東側の農道をぬっている。次の訪問先、パッチワークの路はそれとは反対に花人の西側を走る。位置関係は後者が北になるので富良野からさらに遠くなる。パノラマロードの見所を訪ねた後、美馬牛駅付近を経由して237号線に戻り、しばらく北上して北西に向かう間道に入り目的地を目指す。前を走るレンタカーはヒュンダイ(韓国)製だ。
ここも一本の路があるわけではなく、TVコマーシャルでいっとき話題になった“ケンとメリーの木(自動車;スカイライン)やマイルドセブンの丘(タバコ)などいろいろな“名所”に立ち寄りながら廻るのだが、パノラマロード同様地方道・農道をあちこち徘徊しなければならない。あとのスケジュールもあるのでそれほど時間に余裕があるわけではないので、その一帯で一番高いところにあると思われる“北西の丘展望公園”を目指すことにした。そこからならパッチワーク状に色彩が変わる畑地・牧地が一望できるのではないかと期待した。
国道を離れて10分も走らぬ内に、丘の上に白いピラミッド状のモニュメントのようなものが見えてきた(写真上右)。やがて着いた丘の上には広い駐車場があり、七割くらい埋まっている。人気スポットなのだ。ピラミッドと見たのは展望台で、ここからの視界は360度開けている。全体的な景色は、先ほど訪れた三愛の丘からと同様、丸みを帯びた畑地が幾重にも続き、遥か先の山脈の麓へと繋がっていく。しかし、東は花人街道が走っているので結構建物が多く、それが南北に延びているので、今ひとつインパクトが弱い。一方西の方は意外と山が近く開放感を欠く(写真上左)。一言で言うと、雲が出てきたせいもあるが、パノラマロードを見た後では感動を覚えるような場所ではなかった。
やはりこれはネーミングの由来通り路を走り、色彩の違いを楽しむところなのだろう。この時期ならば、緑の中に黄色(ひまわり)や白(じゃがいもの花)が整然と区切られ、あたかもパッチワークのような景観を作り出しているはずだ。しかし、展望台からはそれほど明確な色違いは見えなかった(写真右)。場所が適当でなかったのか?はたまたシーズンが悪かったのだろうか?最後の観光スポットとして満たされぬ思いが残る場所だった。
12時少し前この地を離れ、あとは到着時走った道(237号線南行き)を戻り、占冠の道の駅で昼食を摂り、日高富川から日高自動車道経由で苫小牧港着は4時過ぎ、5時乗船開始だから丁度いい時間である。乗船する“さんふらわー・ふらの”は既に接岸していた。
この日の走行距離は今回のドライブ行で最も長く325km、5日間の道内総走行距離は1280kmであった。
(次回予定;クロージング;最終回)
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2011年9月24日土曜日
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