-八幡平・十和田・奥入瀬・八甲田・白神山地・鳥海を駆け抜ける-
3.八幡平に向けて
出発は結局5月26日(月)ですべての旅程が固まった。この日程にすれば帰宅は29日(木)になり、翌日は金曜日で通常は午前中水泳だが、30日はジムの休館日なのでゆっくりできる。
前の週から東北方面の天気予報を見ながら、4日間快晴は難しいがまずまずの日よりと読んでいたが、出発日が近づくにつれて初日は雲と傘マークが重なってきた。最も長い距離を走るだけにチョッと嫌な感じがしたが、途上の地域も傘だけのところはなかったから、明るい時間に辿りつけるようにすればそれほどしんどいことはなかろう。途中休憩を含めると10時間程度は見ておく必要があるので、5時チェックインとすれば、出発時間は7時に自宅を出ることになる。
当日の朝は6時に起床、横浜は曇りだった。東北道へのルートは、事前のNAVITIME(PC)では思ってもいない道順を選んできていた。横々→第三京浜→環八→用賀で首都高に乗り→大橋JCTから板橋JCTに出て江北JCT→川口JCTで東北道に入るのだ。距離的には最短ルートなのだろうが、朝のラッシュ時に慣れない道をとることは避けたい。出発時にクルマのナビにいきなり今日のゴール、八幡平ハイツを設定してみた。するとその方面に向かう時によく採っている湾岸から反時計廻りのルートを示してきた。ただ辰巳JCTから車線移動の複雑な箱崎JCTをラッシュ時通るのが気に入らない。これは走行しながら修正することで出発。辰巳JCT・有明JCTも指示を無視して葛西JCTから中央環状に入り、小菅JCT・江北JCTを経て東北道に向かう。ナビが選ぶルートよりは距離は若干長いが、勝手がわかる道は運転が楽だ。東北道は栃木県境まで3車線でほとんど平坦路、防音壁に囲まれて面白くはないが走り易い。一気に150km走って9時に佐野SAに到着。ここで20分ほど休憩し、最新のロードマップを入手する。
空模様は依然曇り、宇都宮から先は片道2車線に減ずるがクルマも少なくなるので走り易さは変わらない。むしろ起伏が出てきて展望も効くので運転の楽しみは増してくる。那須を過ぎるともう福島県だ。見通しのいい空いた道がつづくので自動速度監視装置に気を付ければいけない。郡山JCTを通過し一気に吾妻PAまでノンストップで200km走る。時刻は11時10分過ぎ。ここはPAなのでトイレ休憩のみで11時半には出発。少し先の国見SAで昼食を摂ることにする。途中の休憩ではコーヒー一杯だったからさすがに空腹感がある、レストランもあるがたいして違いもないのでセルフの丼物で済ませ、残りの行程(給油と休憩)を検討し12時半まで45分ほど休む。
70kmほど先の鶴巣PAには東北道下り唯一のモービル石油SSが在る。ここで給油しておけば後は弘前までその必要はない。自宅からの距離は442km、給油量は37Lだった。12.0km/Lはまずまずの燃費である。給油だけで直ぐに本線に戻り1時間ほど走って紫波(しわ)SAで最後の休憩。距離は575kmに達しているが、時刻は2時半。思いのほか早いペースなので30分ほどここで過ごす。
松尾八幡平ICで東北道を下り一般道(県道45号線)を西に向かうとなだらかな高原地帯が現れ10km位行くと目的の八幡平ハイツに到着した。正面玄関前に広がる広大な駐車場に数台のクルマが止まっているだけ、多分スキーシーズンにはこれが全部埋まるのだろう。ホテルの後ろに聳える岩手山は半ば雲の中に在った。本日の走行距離637.2km、到着時刻は3時45分、予定よりは随分早く着いた。東名・名神とは違い道が格段に空いていたからだ。
(写真はクリックすると拡大します)
(次回;八幡平ハイツ)
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