16.長崎-3
その建物群を巡ったあとはさらに先ほどの坂を下りかつて中国人が住んでいた一帯に入る。チャイナタウンは現在はより中心部にある新地中華街に移っているので、ここでの唯一の見所は孔子廟、本来は学問の神様を祀るところだが、中国歴代博物館が併設されており、故宮博物館(北京)の保有美術工芸品などが展示されている。清国政府と在日華僑が協力して、明治26年(1893年)に建てたもので、日本で唯一の本格的な中国洋式の孔子廟とのことである。
オランダ通りのオランダ坂入口から時計方向に回って通りへ戻ったのは丁度昼時、今朝フロントで教えてもらったホテルモントレ―はすぐ目の前に在った。入口前にランチメニューが出ているのだが、扉もなくホテルの玄関と言うより中庭に抜ける回廊と言った感じである。「正面玄関は別の所だろうか?」 とにかくその回廊に踏み込んでみた。中庭に接する左にロービー・フロント、右側にレストランと言う配置、それぞれ入口は別になっている。レストランのドアーを入ると受付デスクの先に10ちょっとのテーブルが置かれた、天井の高いこじんまりして落ち着ける場所がそこにあり、幸い一つだけ空いていたテーブルに案内される。若いカップルもちらほら居るが客の多くは中年女性、カジュアルな我々に比べるとややフォーマルな服装の人が多い。ビジネスランチ?仲良しグループの集まり?どうも雰囲気では地元の人のようだ。
メニューにはランチセットが幾種類か記されているが、一番軽い(安い)ものにしたが、それでも前菜・パスタ・メイン・コーヒーとなかなか充実している。これを適度なタイミングで供してくれ、しかも味もなかなかのものであった。暑いほどの陽気の中を歩いたので、私はこれにグラス生ビールを加えたのだが、金額は二人で3500円をわずかに下回った。加えて精算の時に教えてくれた次の訪問先(平和公園)への丁寧な交通案内、品格のある空間、美味しい料理でこの値段、心のこもったサービス、満足度100点。このレストランと今朝のヴィクトリア・インのアドヴァイスに感謝しつつ、旧英国領事館(改修中)を経て平和公園に向かう路面電車1系統の築町(つきまち)に向かった。
(写真はクリックすると拡大します)
(次回;長崎;つづく)
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