2017年7月8日土曜日

信長回想ドライブ1200km-5


5.しらかば平散策
最初の観光スポット、新穂高ロープウェイへは思ったより早く到着、天候もよく、遥か槍ヶ岳まで続く北アルプスの山々を360度にわたり、景観を楽しむことが出来た。しかし、旅館のチェックインまでまだ十分時間がある。前回も書いたように、ここはこの日の午後か、翌日の朝か思案したところである。と言うのも、このロープウェイ以外周辺にこれと言った見所が見つからなかったからである。おもちゃ博物館?クマ牧場?平湯まで戻って大滝公園?一応ガイドブックにそれなりのうたい文句で紹介されているが、わざわざ出かけてみよう、という気は起こさせない。そこでロープウェイで登ってくるときパスした第一と第二の乗り継ぎ地点に開けたしらかば平でしばらく時間をつぶすことにした。
西穂高口駅から67分で到着、多くの人はここで第一に乗り換えていったが、外国人はここで止まる人がおり、何か口コミで伝わっているのかもしれない。こちらは特に情報はないが、ロープウェイの乗車券を求めた際渡されたパンフレットを見てビジターセンターがあることを知っていたので、先ずそこで過ごし方を相談することにした。センターの内部は山小屋風で若い女性がPCと向き合って何か作業をしていたが、直ぐに対応してくれた。「12時間ここで過ごしたいが、何か良い案はありませんか?」の問いに対して、このセンターに付帯した露天風呂、山野草ガーデン(ハーブもある)それに散策路が在ることを教えてくれた。ここで風呂に入ることは全く考えないし(どうも登山者が対象らしい)、山野草ガーデンはそれほど大規模でなさそうなので、散策路についてさらに確認すると、フルのルートは1時間強要し、高低差もかなりあるが、ショートカットコースなら年寄りでも3040分で廻れるとのこと。“クマ注意”の警告板など設置されているが、コースから外れなければ先ず問題ないようなので、この案で行くことにする。
鍋平高原(しらかば平)自然散策路の起点はこのビジターセンター、そこから第一ロープウェイの駅を経て数百メータ上りの道を進む。しばらくは車も通れる道幅だが、やがて舗装が荒れてきて、“許可なしは進入禁止”となったところで山道に入る。その分岐点に“熊出没注意”が現れる。散策路はやや下り、雑木の間に間に山々が見え隠れする。あとさきも行き交う人も皆無、緩いアップダウンが続き森林浴の気分はなかなか良い。フルコースはスタンプラリーを行うように設定されており所々にスタンプボックスが設置されている。第一ロープウェイの索道の下をくぐると道は上りに転じ急な所もあって結構しんどい歩きになる。スタートから30分くらい進んでフルコースとショートカットの分れ道に到着。ここからの上りはさらに急勾配で10分くらい続く。やっと木の間にビジターセンターが見えてくる。ほぼ予定時間でセンターに到着。単独や少人数の外国人のグループが地図を片手に動き回っているのを眺めながら、センター前のベンチでしばし休憩。空気と冷たい水が旨い!
15時のロープウェイで新穂高温泉駅に下り、今日の宿“隠庵ひだ路”に向かう。ルートは来た道を平湯方面に戻り、少し手前で右に分かれて国道471号線と並走する。道沿いに旅館は現れるが、商店はほとんどない。かなり戻ったところで再び国道方面へ左折すると“ひだ路”が在った。
到着時刻1540分、本日の走行距離;319km

(写真はクリックすると拡大します)




(次回;隠庵ひだ路)

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