3.ルートを考える
宿泊日と場所、マークすべき見所が決まった。残るはル-トである。時間と距離を最短にするならば東北道と磐越道往復利用になる。裏磐梯と会津を除けばほとんど自動車道、これではいかにもつまらない。今回は移動型でなく滞在型と言っても、そこまでの行程はやはり一工夫したい。先ず出来るだけ同じ道は走らないで、未知のルートを加えたい。今後の他地方へのドライブに参考になる情報を得たい。山岳路の峠越えを複数含めたい。このルート要件と見所を組み合わせて詳細を詰めていく。
ラフな周回コースは、横浜から北に向かい新潟へ出て、そこから阿賀野川域を東進して会津盆地を経て裏磐梯に至る。ここを基地にさらに北進して米沢を観光した後東に向かい、途中で南に転じ磐梯吾妻スカイラインを走って裏磐梯に戻る。裏磐梯を去る日には、磐梯山の西側を南下して会津若松に至り、ここからさらに南へ下り大内宿を目指し、そこから先は白河に出て、東北道・首都高・湾岸道で横浜に戻る。これは基本的に時計回りだが、天候なども考慮して、反時計回りもありだ。また裏磐梯から米沢・磐梯吾妻方面への行程も天気次第で臨機応変に対応しよう。
新潟廻りを選んだのは、2012年秋に只見川沿いは走っているが阿賀野川流域は全く未体験だからと言うことが第一。第二は、果たして実現するかどうか怪しいのだが、もう一度北海道を走ってみたいとおもっていることと深く関係する。前回の北海道は大洗から苫小牧へフェリーで渡り、道央・道東を巡ったので、次回は西側を南北に縦断しようと考えている。この場合、新潟からフェリーで小樽に向かう案が考えられる。そのためには、この際自宅から新潟へ達する道筋を一度確かめておきたかった。関越トンネル通過は2008年以来経験しておらず、今回が良いチャンスなのである。
大まかな道筋は自動車道、主要地方道(主に国道)になるが、峠越えはその時になってカーナビでセットするとなかなか思うような道が取れないことが多い(交通量の比較的多い、走り易い道を選ぶ;だいたいこれが最短路)。そこで事前にPCソフトのNAVITIMEで当たっていった。裏磐梯→米沢ルートでは白布峠(1405m)、磐梯吾妻スカイラインでは平湯峠(1245m)、会津若松→大内宿ルートでは大内峠(907m)を必ず通るようにである。いずれも大型車がわざわざ利用するような道ではないから、快適な走りが出来るはずだ。
コース取りでもう一つ重要な要素はガソリンスタンド(SS)の所在地である。今春JX(日石・三菱・JOMO)と合併してJXTGとなったものの、来春まではエッソ/モービル/ゼネラルのSSならOB割引が効くのだ。これは自動車専用道では非常に限られ、関越道、磐越道、仙台以南の東北道には存在しない。幸い磐越道の安田ICを下りて国道49号(若松街道)出る途中にゼネラルが在った。自宅からここまで約450kmだから充分到達できる。また裏磐梯・米沢・磐梯吾妻方面および会津若松市内にも何件かE/M/GのSSが見つかったので、先ずこの地での給油には問題がない。しかし、会津若松市街から大内宿を経て東北道の白河ICの間には皆無、それ以降は自動車道だから当然ない。困った!あれこれ調べているうちに、会津街道(国118号)から分かれ白河に向かう国289号を取らず、118号をしばらく直進するとエッソ楢原SSがあることが分かった。チョッと時間は食うが、そこで給油して国289号へ戻れば良い。こうすれば少々渋滞しても家まで問題なく帰れる。
結局ルートは、第一日目;横々道→東名道→圏央道→関越道→北陸道→磐越道→国49号→猪苗代湖周辺一般道→ホテル;550km、第二日目;ホテル→県2号→白布峠→米沢→国13号→磐梯吾妻スカイライン→ホテル;160km、第三日目;ホテル→一磐梯ゴ-ルドライン→会津若松市内→市内一般道→大内こぶしライン(県131号)→大内宿→国118号→国289号→東北道→首都高→湾岸道;365km、計1075km、と決まった。
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(次回:いざ出発)
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