2017年11月6日月曜日

磐梯・会津紅葉ドライブ-2


2.裏磐梯拠点決定まで
愛車を入手して10年、この間今回を含めて12回の長距離ドライブを敢行している。その内秋は4回、黒部・飛騨(2010年)、磐梯・吾妻・只見(2012年)、四国(2015年)そして今回。いずれも紅葉狩りが狙いである。しかし、長期天気予報や地元情報を集めて準備するのだが、なかなか自然は予想通りに推移してくれない。いままで高低差のある所を除けば総じて早過ぎてしまった。四国の場合は11月半ばでも色づき始めだった。このうち最も印象的だったのは2012年の磐梯・吾妻方面である。特に桧原湖から白布峠(1400M)を超えて米沢に向かう福島県道2号線は葛折れをくい返し高所に登っていくので、必ず紅葉を楽しめる。下は染め始めでも中ほどは見ごろ、上はぼつぼつ散り始めと言うように。ただこの時は10月半ば、磐梯吾妻スカイラインの見所はまだ色づき始めで、今一つの感が残っていた。信州は春に飛騨へ抜けたこともあり、再びこの方面へ行く気にはならず、もう一度前回と少し時期を遅らせて磐梯吾妻方面に出かけてみようとなった。
連泊はどこにするか?2012年以外にもこの地方には、会社のレクリエーションやまだ小さかった子供たちの夏休みに出かけている。東山温泉、猪苗代、桧原湖ペンション村、白布温泉が宿泊地だった。いずれも温泉は良かったが一長一短。今度も当然温泉は必須として、今まで泊まったことのない所をと探すと、よく知っている地名は裏磐梯。ここで特色のある比較的中小規模ホテル(50室以下)・旅館(20室以下)を当たってみることにした。
計画を具体的に検討しだしたのは9月初め、まだまだ充分時間はあると、旅行サイトの口コミ情報などを基に10月下旬から11月初旬にかけて平日2連泊できる、評判の良いところを調べると、驚いたことにほとんど×印である!誰も考えることは同じなのだ。裏磐梯以外もこの周辺は当にハイシーズンなのである。それでもやっと第一希望の裏磐梯に“ホテリ アアルト”と言う小規模なホテルに空きを見つけ、1030日あるいは31日から連泊が可能で、値段もリーズナブルだったので即Web31日から2泊の予約を入れた。場所は五色沼の近くで、磐梯吾妻方面、会津若松方面、喜多方や米沢方面いずれへも便の良さそうな所で連泊する意義もありそうだった。
さて宿泊先は決まった。ではドライブと紅葉以外に何を楽しむか。家内の希望は五色沼散策。ここは30年くらい前子供の夏休みにペンション村に滞在した時来ているのだが、駐車場から一番近い毘沙門沼の周辺を歩いただけで、それぞれ特色のある数々の沼を訪れる機会はなかった。できればそれを全部巡ってみたいとのこと。私には二つ行ってみたい所がある。一つは米沢。ここは仕事(学会、リクルート)で山形大学工学部に何度かお邪魔しているのだが、一度も観光する機会がなかった。米沢藩中興の祖上杉鷹山の話などは断片的に耳にしていたし、何といっても謙信が祀られている上杉神社を詣でてみたい。もう一つは、維新までは会津と江戸を結ぶ会津街道の宿場であった大内宿である。ここの復元状態はなかなかのもので、近年高い人気を得ていると聞いていたからである。しかも近くには、奇岩で有名な塔のへつりもある。この他にも時間が許せば会津若松の鶴ヶ城にも立ち寄りたい。こうして見所を検討している時に、ホテルのごく近くに諸橋近代美術館なるものが在ることを知る。調べてみると世界有数のサルバドール・ダリ作品が収集・展示されている施設であることが分かった。これらすべてを観て廻ることが出来るかどうかは現地の状況次第だが、これで訪問場所候補が決まった。

(写真はクリックすると拡大します)


(次回:ルートを考える)

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