2018年9月2日日曜日

ドイツ周遊3000km-27



-バス、鉄道、船、乗り物三昧の9日間-

21.シュパイヤー大聖堂
 528日(月)、いよいよツアーの最終日だ。今朝も空は気持ちよく晴れ渡っている。今日の予定は、ドイツ2番目の世界遺産であるシュパイヤー大聖堂(Speyer Dom )を観たあと、学都ハイデルベルクを観光してフランクフルト空港に向かう。
8時にホテルを発ったバスは、一旦A7号線を南下、しばらくすると西へ向かうA6号線に乗り換える。今日は月曜日、日曜日走行禁止のトラックが動き出し、右車線は列車のように連なっている。交通量が多いこともあるのだろう、路面がかなり荒れており、盛んに補修工事が行われ、場所によっては完全に片側(上り、下りの一方)を通行禁止にして、もう一方の側を応急的に上下共用(仮設分離帯はあるが)にしているところもある。それもあって所々で渋滞が起こる。そんな時、工事用の建設機械を見ていると欧州メーカーやキャタピラ社に交じり、KOMATSUが健闘しているのを見かけ、チョッと嬉しくなる。景色は相変わらずなだらかに起伏する緑野、所によってそこに何基もの風力発電機が並んでいる。ライン河の上流に架かる橋を渡ると、もうそこはシュパイヤーの町、インターチェンジを降りたところに各種飛行機が展示された博物館らしきものが在り、1040分大聖堂用の駐車場に到着。
町は2000年前ローマ人によって築かれた長い歴史を持ち、聖堂は11世紀神聖ローマ帝国皇帝コンラード2世によって建立され、本人を含め一族の墓所となっている。世界遺産登録の理由は単に古いだけではなく、ロマネスク建築様式(丸天井;それまでは平天井、アーチの多用、小さい窓、特殊な柱頭)の教会として世界最大であることに因る。確かに、正面のファサードはそれほど大きさを感じないが、奥行きが深く(134m)、天井も高い。外部は赤い砂岩、内部は奥の祭壇の下にかなりの広さの地下霊廟があり、そこに皇帝・皇后などの石棺が半分埋め込まれたような状態でいくつも置かれており、寄進の花束やローソクなどが棺前に供えられている。ここだけは入場料を払って観ることになる(確か3€)。カソリックにもかかわらず、内外装とも全体に華美な感じがせず、すっきりした佇まいで、個人的には好感を持った。https://www.travel.co.jp/guide/article/32165/
1120分、ここの見学をおわり来た道を東に戻り、最後の観光スポット、大学都市ハイデルベルクに向かう。

(写真はクリックすると拡大します)

(次回;ハイデルベルク)
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