-因幡・伯耆・出雲を走る-
2.鳥取までの道のり
自動車専用道路が整備され遠隔観光地への時間は大幅に短縮された。とは言っても600kmを一日でこなすのはこの歳になるとそれなりに要注意だ。最近では、2016年屋島から自宅まで戻ったのが685kmで最長。次いで2014年のみちのくドライブで八幡平まで637km、第三位は2016年春九州ドライブで自宅から津山まで631kmである。今回の鳥取行きは計算では658km、歴代2位を更新する。それだけに天候を含めた走行コンディションが最も気になるところだ。11年前新車登録したのが10月30日。10月初めには4回目の車検を終えた。今までは大きな部品交換は無かったが、今回はウォータポンプを新しいものに変えたので、クルマに関して不安は皆無。天候は1週間前から松江に注目、雲と太陽マークが続いており、予報通りを願うばかりだ。体調も半年ごとに受けている9月の血液検査の結果は良好。残るは道路状況だけだ。
10月31日(水)朝7時快晴ではないが空は明るい。堀口能見台ICは自宅から500mくらい→横々→保土ヶ谷BP→横浜町田ICで東名に入り→最初のトイレ休憩はいつものように足柄SA、頂部に冠雪した富士山が美しい→御殿場JCTで走り易い新東名に入る→新静岡⇔森・掛川間は最近最高速度が110km/hに上がっている(大型貨物車は依然80km/h)。短時間には10kmくらいはオーバーも可か?快走して最初の給油ポイント浜松SA到着は9時半。ENEOSだが10月からE/M/Gのシナジーカードも使える。自宅からの距離は231km、給油量は20.42ℓ、リッター当たり11kmはベスト燃費レベルである。
東名・名神で最も神経を使うのは名古屋圏を通る伊勢湾岸道から東名阪を経て(東側)新名神に入るルート。亀山JCTまでは産業道路でトラックが多い。ここは我慢して流れに従う。新名神唯一のSA、土山SAで11時40分から12時20分までゆっくり休んできしめん(600円)の昼食を摂る。“中文”と背中に書かれたジャンパーを着たおばさんが自動チケット販売機の前で案内をしていた。インバウンド様々である。
草津JCTで名神に入り、ここから高槻JCTまではよく知った道だが、今年3月開通したナビにも登録されていない(西側)新名神を走ってみたいと思っていたので、出来るだけJCTで混乱しないよう左車線(走行車線;遅い)を採るようにする。無事新道に入ると、道は北上する。これはチョッと想像外だった(北西に進むと思っていた)。ほとんどトンネルの連続(つまり京阪神間の山の中)、しかし通行量は少ないし新東名同様走り易い(幅、勾配、曲率、景観)。心配事はスピード違反のみ。立ち寄りたいと思っていた宝塚北SA到着は1時半。何故か緑の山中にスペイン風の建物が現れる。今まで見てきた(数少ない)世界の自動車専用道SAでこれほどきれいな所は無い!思わずトイレの写真を撮りたくなったくらいである。
神戸JCTは四国ドライブで通過しているが、その時はややこしい感じが残っていた。しかし、幸い新しい道から既存の中国道に自然に入ることが出来た。ここからは九州ドライブの際と同じ道を行く。鳥取道への分岐点手前で一度休んでその後を決めることにする。最後のトイレ休憩は本籍龍野の北、揖保川PA到着は3時前、トイレと自販機のみで無人であった。空はまだ明るく、ホテル直行の鳥取南IC到着は4時前と予想される。それならホテルにチェックインする前に砂丘で西日を拝めるかもしれない。そこでガイドブックにあった“鳥取ジオパーク”の電話番号をナビにセットした。画面で見ると、終点の鳥取西ICを降りて砂丘の近くに在るように見えたので、「ここへ行く」でクルマを発進させた。鳥取道は基本無料、佐用JCTで分け入ると、最近地方道に多い対面1車線、たまに現れる“お譲り車線”以外は追い越しできない。しばらく走ると山岳部に入りトンネルの連続、山陽地下新幹線も顔負け。おまけにそれまで明るかった天候は崩れ雨さえ降りだしてきた。悪いことに前を走るのはダンプカー。今回初のこの鳥取道だけは「こんな道は二度と走りたくない!」と思った。時間があれば村々を抜ける旧道を採るべきだったのだろう(観光客の我儘であるが・・・)。この後また問題を生ずる。終点の鳥取西ICで降りると、鳥取市内北部をあちこちナビに振り回され、結局ジオパークは見つからず(いまだにあの電話番号の謎は解けていない)、砂丘駐車場前も通過したが料金一日500円と雨の中、日も暮れ始めてホテルへ直行することにした。途上県庁近くで翌日予定した給油所Esso Express大森SSが見つかり給油。浜松SAから距離445km、給油量38.6ℓ、燃費11km/ℓ、ここでホテルの在り処を確認して、駅前の鳥取ワシントンプラザホテル到着は5時少し前。計画では自宅朝7時出発で、砂丘に寄ることを考えず、4時半頃ホテル着と推定していたからほぼ予定通りの結果になった。
写真は上から;足柄SA、土山SA、宝塚北SA;3葉
(写真はクリックすると拡大します)
次回;最初の晩餐(ホテルと夕食)
0 件のコメント:
コメントを投稿