2019年9月16日月曜日

道北ドライブ2000km-17



80yrs Memorial Run to The Northernmost

17.青い池
東側へ向かう旭山動物園や旭川空港への道路標識を見ながら、花人街道(国237号)を南下し、美瑛駅の近くで道966号に入ると白金温泉方面を示す案内が現れる。ここを進めば青い池経由で宿泊先のホテルも間近だ。この方面を最終泊地に選んだのは、温泉に浸かりたかったのと“青い池”観光にあった。ことに青い池は2011年の道東ドライブでその存在を知っていたのだが旅程の関係でパスしただけに、何としても来たかった所である。人気スポットだけに、連休の中日でということもあり、駐車のことが気になっていたが、「夕方だから何とかなるだろう」と楽観していた。実際南へ下る車にくらべ、北上する方が多いから、読み通りと思っていた。
先ず立ち寄ったのはビジターセンター。時刻(4時)のわりに駐車スペースは埋まっていたが何とか確保できた。しかし、ここから池まではまだかなりあり、ハイキングはともかく、ここで停めて歩くわけでではないことが分かる。さらに2kmくらい進むと、池に隣接する駐車場に入る待ち行列が出来ている。しかし、動いているので一安心。やはり帰る車が多くなっているのだ。410分クルマを降りて観光に入る。
この池は、十勝岳の地下水を水源とする美瑛川防災のために作られた堰堤にせき止められて出来上がったもので、上流から流れ込む水にアルミ系の微粒子が混ざっており、それが光に反射して青みを帯び、独特な色合いになるようである。想像していたよりかなり小規模だった。背景の山の緑、池の中の立ち枯れた木々、晴天なら十勝岳をバックに素晴らしい景色が楽しめるのだが、今日は残念ながら曇天、それにこの時刻でも散策路は人でいっぱい。とても静かな水辺とは言えなかった。それでも、他では見られない景観に、はるばる来た甲斐はあった。
ホテルパークヒルズ白金はここから5分くらいの所に在る。チェックインしたのは5時丁度、あまり特色の無いリゾートホテル。温泉地ではこじんまりした旅館に泊まりたかったが、2カ月前の予約段階でここしか空き室なかった。朝食のビュッフェはともかく、夕食もバイキングのみ、大食堂(とてもレストランと言う雰囲気では無い)でのそれは喧騒の極み、旅情を味わうどころではなかった。ただ、従業員は皆一生懸命サービスに努めていること、部屋は清潔で決して居心地が悪いわけではなかったこと、大浴場はまずまずだったことは救いであった。
このホテルで唯一良かったのは、青い池に流れ込む源流、白ひげの滝が間近に見られることである。

写真上から;青い池3葉、ホテル、白ひげの滝

(写真はクリックすると拡大します)

(次回;富良野から小樽へ)

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