6.福江島観光(Sightseeing of Fukue-jima)-1
五島列島の人口は約5万4千人、その内3万4千人が福江島(五島市)の住民。九州との船便は他の島からもあるが、空路はここのみ。五島列島の言わば長兄格だ。今日(6月6日)は一日かけてこの島を観光する。天候は薄曇り、9時前にロビー棟前に集合すると、五島自動車の中型観光バスが待っており、入口に座席配置が示されている。一人組は二人分の席を利用できるのでゆったりできる。バスガイドは76歳のKWGさんという高齢男性、若い頃は東京・大阪で働き、郷里に戻り地域起こしを兼ねての仕事らしい。
先ず訪れたのはこの島の起源ともなる鬼岳(休火山)の展望台、ここからは福江市街、福江港、空港、南方向に点在する島々が遠望できる。鬼岳はほとんど樹木が無く、ちょっと伊豆の大室山を仰ぎ見ているようだ。
次の見所はこの山の下にある鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸。鬼岳から流れ出した溶岩が海水で冷やされて出来上がったごつごつした海岸だ。
ここを10時に発ってバスは西に向かう。道は海岸線を離れているので景観は本土の地方を走るのと全く変わらない。結構大きな島であることを実感する。
11時井持浦教会ルルドに到着。これから何度も見て廻る潜伏(隠れ;私は“隠れ”と教えられたが、何故かガイドブックには“潜伏”とあるしガイドも同様それを使う)キリシタン教会の一つである。ルルドというのはフランスの地名で、ここから霊水を取り寄せたことに由来する。
午前中最後の観光スポットは島の南西端に細長く延びた大瀬﨑灯台、断崖の先端にあるここは五島列島観光案内名所中の名所、写真を見た時は南紀白浜の三段壁や越前の東尋坊を連想したが、晴天だったこともあり、東支那海に突き出る迫力は数段上回る。
ここから来た道をしばらく戻り外見はあまりぱっとしないドライブイン風のレストラン「ニューパンドラ」で昼食となった。食したのは「五島豚まぶし膳」、関西の鰻まぶしを豚に代えたもので、蒸豚ご飯と言ったところだが、茶碗によそい薬味(わさび、もみじおろし、大根おろし)をそれに載せ、そこにお茶を注いでいただくのだが、これは初体験で味も絶品、大いに満足した。
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