2012年10月27日土曜日

逆賊三藩山岳ドライブ (3)



-磐梯・吾妻・奥只見を走る-

2.磐梯・吾妻を目指して
車検が13日(土)に終わり車調は万全だ。5年間で25千キロ走ったタイヤをコンチネンタル(独)からミシュラン(仏)に交換したのでこの影響がどうか?走りの変化が気になるところだ。数日前から東北・新潟地方の紅葉情報と天気予報をチェック。磐梯吾妻スカイラインは“見ごろ”とのことだが、中日18日は雨模様になりそうで、紅葉狩りよりオプションの喜多方観光の方がいいかもしれない。
出発予定時刻は7時なので、起床はいつもより30分早めて6時に起きた。天気は薄曇、先ず先ずのコンディションと言っていい。何やかやあって実際の出発は720分になった。
自宅近くの湾岸線幸浦から首都高速に乗る。丁度通勤時間なのでベイブリッジからは三車線いっぱいにつながっているが、流れは悪くない。東北道・常磐道へ出るには大黒JCTで横羽線に入り、浜崎橋・箱崎を経て堀切JCTで中央環状に出る方が距離は短いが、古い高速は道幅が狭く合流も短いので、そのルートは採らず、湾岸を葛西JCTまで行きそこから中央環状に入ることにする。ナビにセットした第一ゴールは安達太良SAだが勝手の分かっている道はナビを無視して走る。
川口JCTから東北道に入ると道は三車線になり走りやすくなるが、しばらくスピードに注意が必要だ。今回のドライブでは一つ心掛けることがある。車密度が高い市街地自動車道では追い越し車線走行を極力抑え、走行車線(三車線の場合は中央、二車線の場合は左側)を走ることだ。“耐える運転”に慣れるためである。
まだ自動車道が出来る前からそうなのだが、埼玉県の国道は秩父方面を除けば全く走る楽しみが無い。まっ平らで景観に変化の乏しい道をタダひたすら走るだけだ。自動車道になってからもこれは変わらず、さらに悪いことに防音シェルターで囲まれている。救いは、東名に比べ大型トラックが少ないことだ。
利根川を渡り栃木県に入るとやっと山並みも遠望できるようになりホッとする。佐野SAに着いたのは9時過ぎ。ここまで約145km1時間40分で走っているので、予定(昼食を安達太良SAで摂ることを想定)よりはかなり早いペースだ。サービスエリアは平日のわりに混んでおり、アジア人の団体客も見かける。多分日光を目指しているのだろう。ここでトイレ休憩し熱いコーヒーを飲んで20分ばかり休すむ。空は相変わらず薄曇だ(右上)。
9時半佐野SAを出発。遠方に日光や那須の山塊が見えているが宇都宮までは平坦な道が続く。ここを過ぎると車線は二車線に絞られるが交通量も少なくなるので、走行状態は変わらない。西那須野塩原IC辺りから風景や高低に変化が現れる。この頃になると空が晴れてきて、自動車道走行で窓を閉め切っていると暑さを感じるほどだ。郡山が近づくと、その郊外から住宅地が現れ急に都会らしい風景になっていく。
郡山JCTで磐越道に乗り換えれば、猪苗代を経て今日の宿泊地、白布へのショートカットとなるが、磐梯吾妻スカイラインを走るためにはこの先の福島西ICまで行く必要がある。
このJCTを過ぎると同道する車が一気に減り、走行車線でも前を走る車は希だ。そんなクルマに追いつき、一気に追い越し車線で追い抜きに掛かる。回転数は3000回転を若干上回る程度、速度計を見ると「エーッ!!!」となる(因みにレッドゾーンは7000から)。前車も相当なスピードで走っているのだ。
安達太良SAへ着いたのは11時過ぎ。これでは昼食は早すぎる時間だ。それでもここで休憩をとる人が多く、駐車場は観光バスや自家用車・商用車で6割方埋まっている(左中)。我々はスカイラインへの道で昼食を採ることにして、ここではトイレ休憩とSAにある小公園から安達太良山を眺め、この地に所縁のある高村光太郎と智恵子の碑を見るだけで済ませ、次のナビの設定を福島西IC近くのモービルのガソリンスタンドに定めて1120分出発した(右下)。
(写真はクリックすると拡大します)

(次回;磐梯・吾妻を目指して;つづく)

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