-磐梯・吾妻・奥只見を走る-
3.紅葉真っ盛り
つばくろ谷はスカイライン福島側の入口、高湯温泉から約8km、一気に1200mの高さまで上る。新タイヤの具合はおろし立てのせいでややガタガタするが、急カーブでのハンドル操作に全く不安は無い。快適に飛ばして谷を見下ろす駐車場に前向きに停めると、目の前に長大な(とは言っても170mだが)アーチ橋の不動沢橋が見え、その先には信夫の里と称される福島市を中心とする平野が広がる。絶景である上に深さ80メートルの谷は紅葉の真っ盛りだ。そこを流れ落ちる滝も素晴らしいのだが、残念なら北斜面、太陽が南にあるので逆光になってしまい写真にはきれいに写らない。
この道は30年前の夏ホンダ・アコードで走っているのだが、この谷は寄らずに山頂火口の浄土平まで直行したので橋を横から見る機会はなかった。しかし、このアーチは如何にも新しい。あとで調べてみると10年前に架け替えられているのだ。
しばし、景観を堪能し写真を撮ってスカイラインに戻りアーチの上を進んで先へと進む。海抜が高いので木々は低木になり、山肌が剥き出しになるところも出てくるが、紅葉の美しさは続く。短時間停車出来そうな所では、皆写真撮影に余念が無い。我々もそれに倣う。全長30km弱のスカイラインの3分の1も進んでいないのにこの調子では先が思いやられる。
狭い駐車スペースで一緒になった福島ナンバーのおばさん一行と言葉を交わし「来週くらいが最高ですかね?」とたずねると「そんなことはないですよ。この辺は高い所だから直ぐに枯れて汚くなってしまうんです」との答え。地元の人が、今が盛りと言うのだから本当に見頃だったのだ!
浄土平までの道筋と紅葉の美しさは言葉より写真で紹介しよう。
(写真はクリックすると拡大します)
(次回;浄土平)
0 件のコメント:
コメントを投稿