2016年12月8日木曜日

台湾一周鉄道旅行-2


2.旅程概要
9月初旬“台湾個人旅行検討要件”なるものをA4二枚にまとめJTB横浜を訪れた。観光希望場所に関する検討要件以下の通りである。

1)観光のポイント;故宮博物館、鉄道で一周、台湾らしさ。

2)台北;故宮博物館をフル1日、その他の市内観光を含めて最低2泊。
3)東海岸を鉄道で移動したい。途中1泊。花蓮?台東?
4)太魯閣を訪れたい。
5)日月潭を訪れる(必須ではない)。
6)阿里山森林鉄道で嘉義<->奮起湖往復(日本で予約可?)。
7)高雄に見所はあるか?屏東三地門(原住民集落)は日帰り可?
8)古い台湾(戦前、ネイティヴの人の集落など)の色濃く残る街を訪れたい。台東?
9)上記と最終日の帰国を考慮して西海岸側ではどこで泊まればいいか?何泊?

これに対して最終的に決まった案は;
1120日(日):羽田8時半発、現地に昼頃着くので松山(Sungshan)空港到着後旅全体のレクチャーを現地代理店担当者にしてもらい、鉄道の指定券等を受領した後、直接故宮博物館に向かい、荷物だけホテル(台北駅前シーザーパークホテル)へ運んでもらう。博物館からホテルまでは適当に移動。
1121日(月):早朝に台北を新幹線(高鉄)で発ち嘉義に向かい、台湾鉄路(台鉄)嘉義駅9時発の阿里山森林鉄道で奮起湖間を往復する。嘉義ホテルメゾン・デ・シン泊。
1122日(火):嘉義9時過ぎ発の新幹線で左(高雄)に向かう。ホテルに荷物を預けて高雄市内観光。ホテルコッツイ泊。
1123日(水):台鉄高雄駅から在来線で台東経由花蓮まで行き、太魯閣観光。ホテルデイプラス泊。
1124日(木):台鉄花蓮から在来線で台北へ。ホテルシーザーパーク泊。
1125日(金):15時半松山空港発の便で帰国。

検討要件で変更・決定したのは故宮博物館を半日にしたこと。日月潭(人口湖)観光をやめにしたこと。南部の宿泊地を高雄にしたこと。これに伴い東部宿泊地は花蓮にしたことである。またこれらの決定に際して東部原住者との接触は諦めた(観光色が強いと感じたから)、加えて台北最終日夕刻から台北の東部に在る老街九份のバスツアーを加えたことである。
この中で最もクリティカルなのは阿里山森林鉄道の座席確保、また東海岸を走る在来線の急行列車の指定席確保にも時間がかかった(予約が1週間前からと言う事情もあるが、現地の人の利用者が多いこともあるらしい)。
ホテルは五つ星分類で4ないし3、出来るだけ繁華街に近く現地の人が利用するところ、それにツインでバストイレ付き、日本語または英語可のところを頼んだ。朝の移動時間のことを考え朝食付きにしたが、これが意外と問題、何と5泊の内3食は弁当となった。ホテルについてJTB推奨を変更したのは花蓮、当初駅や繁華街から離れたリゾートホテルが提示されていたが、バス無しシャワーのみの駅近くのビジネスホテルに変えてもらった。理由は、花蓮到着後太魯閣観光の時間に制約があると予想されたからである。
空路は欧州の場合飛行時間が長いのでプレミアムエコノミーなど利用してきたが、今回は短いのでエコノミーにした。
空港・ホテル間の送迎は本来不要なのだが、到着時午後あるいは出発時午前の時間をうまく利用したいと考え手配した。
すべての旅程が固まったのは、主に列車の座席指定確保が理由で出発1週間前だった。この旅程でいくつか現地で状況判断しなければならない点があることを承知の上で決行することになった。

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(次回:台北へ)

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