-バス、鉄道、船、乗り物三昧の9日間-
18.ヴィース教会とミュンヘン
教会を出発したのは3時40分。バスはロマンチック街道を北上してミュンヘン市内に向かう。天気は快晴、山並みと草原が組み合わされる地形はハンググライダーにはもってこいの場所。青空に白い傘が舞う。車内はクーラーを利かせているものの、ポカポカ陽気、観るものを観た安堵感もありウツラウツラが目立つ。
5時ミュンヘン市内中心部に到着。ここでバスを降りて、短い市街観光と夕食を摂ることになっている。ここはナチスの名残りが多く(ミュンヘン一揆、ナチス旗揚げのビアホール、SA隊長レーム暗殺)、個人的にはじっくり観て廻りたい所だが、ツアーではそれらに関連した話は全くなく、激しい爆撃(71回)で町全体が崩壊し、現在の由緒ある建物はすべて復元物であるとの説明で済まされてしまう。オペラ座、宮殿、市役所、教会、皆そうなのだ。いつもながらこの復元活動は「半端ない!」
新旧市役所の在るマリエン広場で解散、5時50分まで自由行動となるが、30分程度しかなく、その上日差しが強く、足早に両市役所、聖霊教会・ペーター教会・聖母教会などを廻るくらいの時間しかなかった。
6時から歴史のある(と言っても例のナチス決起のホフブロイハウスではない)ビアホールで夕食。店内は黒い木組みの柱や梁でそれなりの古さを感じさせるし、地元の字とも多く入っているが、料理はここでも例によって豚、とにかく喉の渇きを癒すための大ジョッキのビールだけが印象に残った。
写真上から;ヴィース教会、ミュンヘン市街中心部図
(写真はクリックすると拡大します)
(次回;ネリトリンゲン)(メールID:hmadono@nifty.com)
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