今日は映画「フェラーリ」を観た。2020年上映の「フォードvsフェラーリ」が、男(フォード二世)対男(フェラーリ)、会社対会社、クルマ対クルマの対決をル・マンをゴールに展開させる、モータースポーツファン向け作品だったのに対し、今回は妻対愛人、つまりエンッツオ・フェラーリを巡る人間関係中心に描いた作品だ。クルマとレースに関しては、1957年のミッレ(1000)・ミリア(マイル)、つまり1600kmの長距離スポーツカーレースが舞台となる。このレースでフェラーリの1台がタイヤ破裂で大事故を起こし、ドライバー二人と子供を含む十数人の観客が死亡、以後このレースが長く中断することになる。しかし、クルマは脇役、前作に比べはるかに深みのある文藝作品に仕上がっている。
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