2026年7月10日金曜日

念願の青函旅行-9

 

9.下北半島へ

昼食後本来のコースは蟹田港からフェリーで下北半島へ渡ることになっていたが、強風で欠航。陸路を、青森市街を経由してU字型にむつ市まで行くことになる。フェリーに乗りたかったのは、(直交する)方角はともかく、往時の青函連絡船による航海を疑似体験したかったからだ。運転免許証を返納した現在、青函フェリーの利用もままならない。


青森県には現役時代を含め56回訪れている。現役時代のそれはむつ小川原国家石油備蓄基地訪問が目的。そんな折りには、ときに休日を利用して十和田湖・奥入瀬などを観光している。引退後2014年クルマでこの方面へ来たときには八幡平から十和田に出て、奥入瀬、八甲田山を巡り弘前で一泊、白神山地から鰺ヶ沢経由で日本海側へ出ている。つまり青森県南部の観光名所はほとんど訪れ、今回津軽・下北両半島を廻ればほぼ完結する。一つ気になっていたのが本州最北端の県庁所在地青森市、上野発夜行列車の終着駅・北へ向かう人の出発地、歌の世界がどんな所が知っておきたかった。フェリー欠航は残念だが、バスの車窓からその一端にも触れられれば、と災いを福に転ずることにした。

ホテル龍飛を1240分に発ち、しばらく往路利用した国道339号線を戻り、今別で県道14号線へショートカット、本来ならフェリーに乗る蟹田で国道280号線に入り津軽半島東岸を南下、特に見所もなく、食後の満腹感でウトウトする。間もなく“青函フェリー”方面を表わす道路標識が出てくる。これは旧来からある自動車用フェリー埠頭、かなり青森市の西にあり、青函連絡船の波止場とは異なるのだ。280号線とはこのフェリー行き交差点で分かれ、海岸道路を直進すると、やがて青森ベイブリッジを越える。この下に何本も線路が走り、左側(北)はるか先に、今は使われていない連絡船の発着ターミナルが見えてくる。右下は青森駅だ。往時北へ向かう人は、“みんな無口で”この下を歩いたわけである。ベイブリッジを越えた所でトイレ休憩、1410分。土曜日であるにもかかわらず、街は閑散としており、中心部にもかかわらず“売地”の看板をあちこちで目にする。


次に目指すのは浅虫温泉の道の駅。国道4号線を東に進むので、道路標識に東京が出てきて、その距離が短くなっていくのはチョット妙な気分だ。1450分、浅虫温泉道の駅“ゆ~さ浅虫”到着。これまでの全国ドライブで数多くの道の駅に立ち寄っているが、ここは高層ビルで趣がまったく違う。5階建てで物品販売所は1階、最上階は展望浴場、ギャラリーなどもある。市営コミュニティセンターの機能を果たしている。道を隔てて松林が連なり、その先広いは砂浜、夏には海水浴場が開かれるらしい。一時期“東北の熱海”と呼ばれたこともあるようだが、規模はともかく、雰囲気は似ている。ここでリンゴベースの菓子を土産用に求める。

ここからバスは野辺地を経由して下北自動車道を北上する。並走する大湊線は複線電化、右側(東)の小高い丘陵地帯には大小の風力発電用風車が連続し、壮観だ。バスは横浜町で自動車道から一般道に降り、その交差路近くの道の駅“横浜”でトイレ休憩。頻繁に道の駅に寄るのは、明日の帰路、お土産調達の下見を兼ねているのだ。1630分むつグランドホテル着。

 

(次回:むつグランドホテルとむつ市)

 

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