6.本州最北端新幹線駅奥津軽今別へ
5月23日(土)普段家に居るとき同様5時半過ぎ起床、天気は快晴だ。先ず温泉大浴場で一風呂浴びる。ビジネスホテルだけあって朝食は6時からOKだが、出発は8時半だから急ぐ必要はない。昨日夕方は閉まっていた朝市に出かけてみたが、そこへ行く前に港に係留され、今は博物館になっている青函連絡船摩周丸を外から巡ってみる。船尾の貨物列車を引き込む部分は雑草が茂り、あまり保全状態が良好とは思えない。しかし、全容はなかなか立派な船で、往時の雄姿が偲ばれる。運航中に一度乗船してみたかった(写真2葉)。
朝市の一画は、食事エリアと市場が同じ建物内に在るものの、分離されており、開いているのは市場の方、既に観光客が三々五々集まってきている。イクラやタラコなどの比較的小さなものから、大きなタラバガニ(この大きさは予想以上。バラして足2,3本だけをまとめて販売)や鮭まで。また生ものから乾物まで様々な海産物が並んでいる。我が家は老人二人、毛ガニ一匹で十分だが、それではクール宅急便の送料の重みがバカにならない。だいたい商品の価格が適正かどうかも判定しかねるので、購入はあきらめる。
ホテルへ戻り、7時頃ビュッフェスタイルの朝食を摂る。国内ツアー最大の難点は洋食メニューがお粗末なことである。本物のオレンジジュース、大きめの食パン、サラダ、ベーコン、ジャガイモ料理、目玉焼き、コーヒーが定番だが、どれも満足がいくものではなかった。果物もポンチのみ。これはこのホテルに限ったことではなく、参加した全てのツアーがそうだった。欧米からの旅行客にはむしろ和朝食が受けるのだろうか?
8時半ロビーに集合した際、陸奥湾フェリーが強風で欠航、津軽半島から下北半島まで青森市経由陸路になると告げられる。函館は穏やかな天気なだけに、予想外の感だ。ホテルを出て徒歩でJR函館駅へ。丁度新函館北斗行き函館ライナーが入線してくる。名称が付いているほどだからボックスシートを予想していたが、通勤電車同様のベンチシート、代り映えのしない車輌だった。少々違うのは寒冷地によくある半自動式のドアー。停車中でもボタンを押せばドアーが閉まり、降車時も同様ボタンで開ける。
8時50分発車した電車は途中駅をいくつか停車せず通過、9時20分には新函館北斗駅に到着、9時36分発はやぶさ16号に乗り換える。座席は2号車6番Cの三人掛け通廊側だがA,Bには誰も来ず、おそらく新青森以降で乗ってくるのだろう。少し前の席は中国系とおぼしき団体だが、身につけている物(Tシャツ、帽子など)には英語ばかり記されている。9時55分車内放送が青函トンネルに入ったことをアナウンス。明かりが差したのは10時18分、通過に要した時間は往きとほとんど同じ23分と言うことになれる。本州最北端新幹線駅奥津軽今別駅到着は10時23分、定刻通りである(写真)。
この駅の平均乗降客は6人/日(全新幹線最少)、こんな少人数をあらかじ予測したのか、プラットホームの巾はきわめて狭く、設置されている椅子は折りたたみ式であった(写真)。こんな駅に23人も降りたので何やら駅員もうれしそうにしていた。
駅周辺には鉄道関係以外何も無く、駅前広場に停まっていたのはこれから我々が乗る観光バス1台のみだった(写真3葉)。
(次回:奥津軽今別駅から龍飛岬へ)
-写真・図はクリックすると拡大します-
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