2013年7月3日水曜日

美濃・若狭・丹波グランド・ツアー1500km-13


10.越前大野から永平寺へ
越前大野は他にも、大野城や一乗谷の戦いで信長に敗れた朝倉義景墓所など見所はあるのだが、予想外に時間を使ってしまった。当初の予定では永平寺を見学する前にその近くで昼食を摂るつもりだったが、寺町から結いステーションに戻った時は既に12時、ここで昼食をすることに計画を変更した。ステーションの周辺は前回書いたようにこの町の観光の中心で、土産物屋や観光案内所などがある。その一角で地元のお米を売っているおじさんに適当な食事処を尋ねたところ、近くの蕎麦屋を薦めてくれた。ガイドブックなどで調べていた時も大野、永平寺とも名物は“おろし蕎麦”だったから、こちらの思惑通りだった。
蕎麦屋のある通りは七間通り。この通りは町の中心部を東西に通る道で昔からのメイン・ストリートらしい(クルマの往来は一つ南を通る六間通りだが)。寺町から武家屋敷があるここら辺まで通りの両側に商店が並ぶし、寺町に近い辺りは春分の日から大晦日まで朝市(七間朝市)が立つ。
蕎麦屋はその七間通りの西詰めにあり、「七間本陣そば」と言う店である。おじさんには「今丁度昼時だから少し待つかもしれませんよ」と言われたが、幸い奥の方に二人用のテーブルが空いたところだった。頼んだのは無論おろしそばだが、つゆがいろいろあり2種類選べるようになっているので、醤油のほかにゴマだれ入りを選んでみた。そばは確り腰があり、たっぷり削り節と大根おろしの入ったつゆで食べるそれは絶品だった。
スケジュールは少し遅れているが土産物を冷やかしてみた。ここの名物に“けんけら”と言う大豆を原料にした甘いひねり煎餅のようなものがある。300年の歴史があり、昭和天皇にも献上された福井名物と宣伝しているが、試食してみて、今ひとつ好みの味ではないので買わなかった。
商工会議所や時計櫓と城の写真を撮りクルマへ戻ったのは1245分頃。町全体が歴史を偲ばせる風情を残しながら、新しく変わっていく品の良い地方都市に別れを告げることにした(高山、角館、馬篭宿なども良い所だが、観光臭がやや強く、日常生活感が弱い。ここはそのバランスが良い)。
先ずしなければいけないのはガソリン給油だ。SSリストで一ヶ所だけ、町の中心部や主要道路沿いで無い、まだ試していない所が残っていた。ここがダメならE/M/G以外のSSで入れよう。そんな思いで電話番号をナビに入力した。ピンポーン!オートヴィオSSと言う名前が出てきた。とにかくここへ向かおう。ナビ任せで着いた所は、大きなショッピングセンターだけが目立つ、市外の田畑の中にあるEsso Express(セルフ)のSSだった。ここでも生活はクルマに合わせたライフ・スタイルに変わってきているのだ。自宅からここまでの走行距離は505km、給油量は43L12km/Lになる。昨日の高速が効いて、いい数字だ。
次の目的地は永平寺。しかし、ナビのセットが、タッチパネルが敏感で上手くいかない(何度か同じ失敗をすると案内しなくなってしまった)。仕方が無いのでSSのオフィスに行って教えてもらった。それは考えてもいない道だった。計画では今朝走ってきた158号線をさらに西に向かい越前高田で北へ向かう364号線に入るルートだった(ブルー)。しかし、中部縦貫道が部分開通しているので、それを利用する方がはるかに早いのだと言う(ピンク)。今自分がどこに居るのか分からない。ナビも機能しない。スタンドの人に極めてラフな地図を描いてもらい、それを頼りにとにかく大野ICに向かい、そこから中部縦貫道に乗って指示された上志比(かみしひ)ICで下りて、再び目印だけの地図を辿ってやっと永平寺に着くことができた。時刻は1時半。計画だと1時間弱かかる予定だったから、随分時間を稼ぐことが出来た。
(写真はクリックすると拡大します)


(次回:永平寺)

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