2019年12月17日火曜日

最後のグランドツーリング-8


  
6. 昇仙峡
117日(木)今朝も空は明るい。いよいよ宿泊を伴うドライブも最後の日を迎えた。この日の行程は計画段階からあれこれ悩んだ。最初の案は諏訪湖から天竜川沿い左岸を佐久間ダム経由で浜松方面に下るルートだった。相当な難路だが紅葉を楽しむ山岳ドライブとしては魅力いっぱいに見えた。しかし、この地方(飯田を中心とした)を知る知人から、見所は天竜峡と佐久間ダム以外は無いと言われ、同乗する家人のことも考え、止めることにした。結局最終的に選んだのは昇仙峡である。
山梨県へは、このクルマで山中湖・河口湖周辺や忍野へは何度も出かけているが、宿泊したことは無い。見所は沢山あるのだが通過・立ち寄り地帯に過ぎなかった。そして今回も同じように帰路の立ち寄り地点となる。行ったことのない場所として浮かび上がったのが昇仙峡である。首都圏近郊の観光地として名前は知っていたが、県庁所在地の甲府市内と言うこともあって、何か俗っぽい印象があり、今まで避けてきていたが「ラストチャンスかもしれない」と思い訪れることにした。
ホテルから白樺湖を経て諏訪ICへ出る道は平日の午前と言うこともありスムーズに流れ、1時間足らずで中央道に乗る。ホテルを出る時セットしたナビのルートでは韮崎ICで降りて、そこから先は甲府市内に西から入り昇仙峡の南側に達するものと思い込んでいた。と言うのも昇仙峡に沿う県道7号は、土日は通行禁止、平日は南から北への一方通行になっていたからだ。しかし、中央道を降りてからナビが案内するのは北東に向かう県道27号(韮崎昇仙峡線)、ボッチ峠を経て昇仙峡の上流に至りそこから南下するルートだった。通称昇仙峡ラインとも呼ばれるものの、昇仙峡に沿う部分は最上流部と最後の一部、後は狭隘な山岳道路である。私自身はこんな道を走るのも楽しみのうちだが家人には何の楽しみもない。しかも見所までの時間が余計にかかる。やっと難路を抜け目指す県営駐車場に着いたが既に満車状態。やむなく北上しかできない県27号の東側を走る迂回路を南下、昇仙峡南端の市営駐車場まで下り何とか駐車スーペースを見つけることが出来る。時刻は11時時少し前。
昇仙峡観光の出発点長潭橋(ながとろばし)から散策を始める。延々と続く散策路の左(西)側には奇岩が連なり特徴のあるものはそれぞれ名前が付けられている。亀石・大砲岩・猿石・ラクダ石・猫石・熊石(パンダ石の方が相応しい)のように。確かに一見の価値がある面白い峡谷である。散策路の三分の二くらいまで歩いて30分程度、その先もあるのだがそこから引き返す。駐車場に戻ったのが12時丁度。周辺に飲食店はあるが何か野暮ったい感じなので次の訪問地“笛吹川フルーツ公園で昼食を摂るべくさらに東へ進んだのだが、これが大失敗。公園到着は1時前レストランへ入ると「申し訳ありません。1時からは貸し切りになっています」とのこと。
やむなくさらにフルーツラインを東進して“甲州勝沼ブドウの丘”で何とか昼食にありつけたが時刻は既に2時を回っていた。当初はこの後信玄ゆかりの恵林寺、河口湖への山岳路御坂峠越えを計画していたのだが、遅れに遅れた昼食でその意欲は消散、ここから中央道・圏央道を経由して自宅へ直帰することにした。

写真は上から; 昇仙峡入口付近、中ほど2葉、熊石、ブドウの丘から甲府盆地を俯瞰

(写真はクリックすると拡大します)

(次回;最終回;総括)

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