2024年1月23日火曜日

一人参加の三陸ツアー(9)


9.宮古(Miyako city where had devastating damage by tsumami


この日3番目の観光は、個人的には最も楽しみにしている三陸鉄道リアス線乗車だった。1320分頃に浄土ヶ浜を出発したバスは南北に走るこの地域の主要道路国道45号線を南下、そこからかつては宮古街道と呼ばれていた国道106号線に分岐して20分ほどで宮古駅に着いた。


気仙沼に次ぐ被災地では2番目、5万人の人口がある中都市。町は10mの津波に襲われ、人的被害は6百名を超す死者・行方不明者を出し、全壊家屋だけでも6千棟、半壊・一部損壊合わせると9千棟に達する。ただ、駅の周辺は道路や家屋の損壊はあったものの、津波の害は軽かったようで、建物に新築のものが見受けられるものの、その痕跡は感じられない。


どうやら市街中心は駅舎を隔てて駅広場路と反対側(南側)にあるらしい。南側に在る市役所が新しいところを視るとその可能性が高い。


列車の出発時刻は1413分、しばらく駅周辺を散策してみたが、殺風景な街並みで盛岡藩の外港という歴史を感じさせるものは皆無だった。しかし、戊辰戦争では榎本武揚の旧幕府海軍がこの沖に停泊し官軍と宮古湾海戦を戦ったから、じっくり海側を観光すれば、何か史跡を辿ることができたかもしれない。

 

(つづく)

 

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