2019年8月28日水曜日

道北ドライブ2000km-13



80yrs Memorial Run to The Northernmost

13.サフィールホテル稚内
今回の旅行では道内4泊。フェリー予約受付開始時期の関係で2カ月前に行ったが、第一希望が叶ったのはここだけだった。このホテルに決めた理由は、宗谷岬に近い一番大きな都市で選択肢が複数あり、その中で昨年末まで“ANAクラウンプラザ”のブランドで営業していたこと(ある程度設備やサービス内容が推定できる)、駅近辺だが駐車場が備わり、口コミの評価も高かったことによる。チョッと気になったのは「何故サフィールに変わったのだろう?」と言う点である。そこで“サフィールホテル”を調べると、明治海運のグループ企業であることが分かった。現役時代原油輸送で縁のあった会社だ。G7サミットの開かれた“洞爺湖ウィンザーホテル”も今やこの傘下、経営母体に不安はない(品質低下は無いだろう)。あとはツアー団体客が居ないことを願うばかりだ。
建物は遠くからでもそれと分かるくらい、街を睥睨するようにそびえ立っている。これほど高層のビルは周辺(市内)に見当たらない。
3時正面玄関到着。荷物を下ろし指定された玄関横のオープンスペース駐車場に向かう。この手のホテルは地下形式が多いのだが、土地に余裕のあるここでは駅に近くてもそんな必要はないのだろう。
フロントロビーは広々した吹き抜けで、少し時間が早いのか、フロントスタッフの他ほとんどひと気がない。フロントデスクの反対側にはカフェテラスやお土産品コーナーもあるがあまり目立たないのも良い。予約の際の条件は;禁煙、ツイン、朝食付き。指定された部屋は10階の西向き(山側)、海が見え朝日の昇る東側ではなかったのは残念だが、広さ、バス・トイレの設備、清潔感、アメニティに不満は無い。唯一の不満は窓ガラスの汚れである。「もしかすると全館この調子か?」と疑ったが、廊下の突き当りの窓はきれいだった。これは帰宅後口コミで「窓の汚れが不満であった。経営が苦しいの?」と投稿しておいた。
フロントでもらった地図を参考に街を一巡しても適当な食事処が見つからず、寂しさだけが印象に残るばかり、北の果ては夕闇迫ると夏とは言えひんやりしてくる。ふと思いついたのは、部屋に置かれていたホテル内レストランの案内。そこにカフェテラスのほか、和食ダイニングと鉄板焼きが記されていた。明日の夕食はバイキングあまり美味なものは期待出来ない。「北海道牛を試してみるか」となった。フロントでコンシュルジュに聞くと200gの宗谷牛とのこと。これなら家人も何とかいけそうだ。部屋へ戻りレストラン案内をチェックすると「時間帯によって混雑するのでご予約を」とある。土曜の夕ここで過ごしたい家族やカップル多いのではないかと読んで、早速オープン時刻の6時を予約する。6時に12階まで上がると、我々の他はカップル一組。それでも久し振りで美味しいステーキを赤ワインで堪能した。西と北に面した大きな窓はきれいに磨かれていた。何故自室だけは?
朝食は1階のカフェテリアでバイキング、幸い小グループは居るが、大人数のツアーは泊っていないようで落ち着いて食事ができる。地産の乳製品が豊富でこれも満足。隣の土産物コーナーでホワイトチョコレート求めた。窓の汚れさえなければ五つ星だったが・・・。

(写真はクリックすると拡大します)

(次回;宗谷岬)

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