2024年1月16日火曜日

一人参加の三陸ツアー(7)


7.龍泉洞(Ryusendo;Lime cave)


1113日(火)今日はフルに一日観光。幸い天気は快晴だ。スタッフによる大漁旗の見送りで830分ホテルを出発。昨日南下した国道45号線を北上、道路に沿う川の護岸工事がいたるところで行われており、ダンプカーの往来が激しい。小本で45号線と別れ、昨日走った国道455号線を逆に西方向に向かい、ホテルから1時間弱920分頃龍河洞に到着。


龍泉洞は日本三大鍾乳洞(秋芳洞(山口)、龍河洞(高知))の一つ。特に、透明度の高い地底湖が三つ存在するところが特徴。現在分かっているだけで全長約5km、観光用に公開されているのはその内の一部700mにすぎないが、高低差は約200mあり、階段の上り下りに自信のない人は途中で引き返すよう、あらかじめ注意される。観光時間として1時間が割り当てられているので一見楽なスケジュールに思える。


率直に言って今度の旅で、一番関心が薄かったのがここである。秋芳洞や海外の鍾乳洞を観光しても、さして面白いとも思わなかった。しかし、結果からするとこの鍾乳洞にはいささかオーバーかも知れないが感動した。


入って間もなく始まる“百間廊下”と称する青味をおびた長く高い空間、洞内に落ちる“玉響きの滝”、鍾乳石が幻想的に連なる“月宮殿”、そして急な階段がつづく中に現れるドラゴンブルーの地底湖。さすがに深奥部の三原峠まで登りつめるには難儀な行程だが、苦労する価値のある異世界体験だった。


おそらく最年長参加者、遅れてならじと先を急いでいたら40分程度で出口(入口)に戻った。洞内は壁面・足元どこも水分過多だが、出口でまず求めたのは清涼飲料だった。

 

(つづく)

 

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